- キーワード:謝罪
- トレンド発生時刻:2026年04月29日 06:10
- キーワードボリューム:10,000 中📈
2026年4月28日、「謝罪」というキーワードがトレンド入りしました。その直接のきっかけは、テレビ朝日の西新社長が同日の定例社長会見において、「羽鳥慎一モーニングショー」でのコメンテーター・玉川徹氏によるユダヤ人に関する発言について、改めて公式に謝罪したことです。社長レベルでの再謝罪という事態の重大さに加え、駐日イスラエル大使からの書簡送付という外交問題への発展もあり、大きな注目を集めています。
問題となった玉川徹氏の発言とは
発端は4月10日放送の「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系、月~金曜・前8時)にさかのぼります。番組では、戦闘終結に向けパキスタンで現地時間11日に開催された米イラン協議の出席者を紹介するコーナーが放送されました。この中で、コメンテーターの玉川徹氏がトランプ大統領の娘婿にあたるジャレッド・クシュナー氏について言及しました。
「これ、何の権限でこの人は(いるのか)。ましてやユダヤ人ですよね。イランとの協議に関しては、むしろいないほうがいいような人のような気もする」
この発言は、ユダヤ人という属性を理由に外交交渉への参加の是非を論じたものと受け取られ、差別的だとして大きな批判を集めることになりました。
駐日イスラエル大使が書簡を送付——外交問題に発展
この発言を受け、コーヘン駐日イスラエル大使がテレビ朝日に書簡を送付しました。大使は玉川氏の発言について「ユダヤ人であるという理由で外交交渉から排除されるべきだと示唆した懸念すべき発言」と指摘したとされています。一国の駐日大使が日本のテレビ局に対して正式に抗議するという異例の事態となり、問題は国際的な広がりを見せました。
テレビ朝日は4月15日に番組公式サイトで「差別と受けとられかねない、誤解を招くものでした。不快な思いをされた皆様にお詫びいたします」と謝罪コメントを掲載していました。ただし、この時点では玉川氏の名前や発言の具体的な文言は明示されていませんでした。
4月28日——西新社長が定例会見で改めて公式謝罪
そして本日4月28日、東京・六本木のテレビ朝日本社で行われた定例社長会見において、西新社長が改めて公式に謝罪しました。西社長の発言の要旨は以下の通りです。
- 発言は「差別と受けとられかねない、誤解を招くもの」であり、不快に思われた皆さまにお詫びしたい
- 差別的な意図は全くなかったが、説明が不十分で表現に配慮が足りなかった
- 宗教・民族・出自といった属性によって人物が判断されることはあってはならない
- 差別や偏見を助長することのないよう、丁寧な番組作りを続けていきたい
また、イスラエル大使からの書簡については「受け取っている」と認めたものの、「先方のこともあるので(内容を)控えさせていただきます」として詳細は明かしませんでした。社長自らが会見の場で謝罪するという重大な対応が、「謝罪」のトレンド急上昇につながったと考えられます。
玉川徹氏の処遇——「深く反省」も番組出演は継続
注目されていた玉川氏の今後の処遇について、西社長は番組への出演継続を明言しました。同局幹部は「番組(スタッフ)と本人が話した上で、反省を促した上で、本人も深く反省をしていると聞いている」と説明しています。
玉川氏は元テレビ朝日社員で、現在はコメンテーターとして同番組にレギュラー出演しています。過去にも発言をめぐって物議を醸したことがあるだけに、出演継続の判断に対してはさまざまな意見が上がっています。
二段階の謝罪が示すもの
今回の問題では、4月15日の番組公式サイトでの謝罪と、4月28日の社長会見での公式謝罪という二段階の対応が取られました。最初の謝罪では玉川氏の名前すら出されていなかったことから、対応の不十分さを指摘する声もあり、社長自らが会見で改めて謝罪する形となりました。
宗教や民族といった属性に基づく発言が、国際的な抗議にまで発展した今回の事案は、メディアにおける表現の在り方について改めて問い直す契機となっています。テレビ朝日が掲げた「差別や偏見を助長することのないよう丁寧な番組を続けていきたい」という姿勢が、今後どのように実践されていくのか注視されます。
参考記事
この記事の参考記事はこちら。





