- キーワード:スノーボード
- トレンド発生時刻:2026年02月14日 03:50
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2026年2月12日、ミラノ・コルティナ冬季五輪のスノーボード女子ハーフパイプ決勝で、小野光希選手(21歳)が85.00点で銅メダルを獲得しました。
前回の北京五輪では決勝で3回とも転倒し9位に沈んだ悔しさを、4年越しにリベンジした感動的な快挙が「スノーボード」のトレンド入りの理由です。
さらに日本勢が男女ともに4人全員決勝進出という快挙を達成しており、14日未明の男子決勝への期待も高まっています。
予選11位からの逆転劇——「100かゼロかで行きたい」
小野選手は予選で11位と、12位までの決勝進出ラインをギリギリで通過する苦しいスタートでした。
しかし予選から一夜明けた決勝では、コーチ陣に対してこう直訴しました。
「もう自分は100かゼロかでいきたい」
1月に米コロラド州アスペンでのワールドカップを制したときのルーティンをさらに発展させ、3発目の技を1回転増やしフロントサイド1080(3回転)まで難度を上げました。
練習では決まっていなかったこの技を、決勝1回目で見事に完遂。
4方向全ての回転技を含む高難度ルーティンで85.00点をマークし、試合を優位に進めました。
決勝1回目の構成は以下の通りです。
- トリック1:フロントサイド900(2回転半)
- トリック2:バックサイド540(1回転半)
- トリック3:フロントサイド1080(3回転)
- トリック4:キャブ900(2回転半)
- トリック5:スイッチバックサイド540(1回転半)
最高到達点は3.5mを記録し、後半の3つは女子では非常に難度の高い技とされています。
北京五輪の悔しさから4年——けがを乗り越えた成長の軌跡
2022年の北京五輪では予選を2位で通過しながら、決勝で3回とも転倒し9位に終わるという悔しい結果に終わりました。
その後、小野選手は着実に実績を積み重ねてきました。
- 世界選手権3位入賞
- 2季連続でW杯種目別制覇を達成(W杯通算7勝)
- 早稲田大学スポーツ科学部で成功と失敗の試技を滞空時間・飛距離で分析し、卒論にまとめて競技に活用
しかし24〜25年シーズンには海外の強豪が戦列復帰し、清水さら選手や工藤璃星選手ら若手も台頭。再び勝てない時期が続きました。
さらに2025年9月には左足首の脛腓靱帯を損傷し、3週間は板を履けない状態に。
焦りを表に出さず懸命のリハビリで復活し、2026年1月のW杯を制して五輪本番に臨みました。
「4年前は本当に悔しい気持ちで終わった。それをバネにして、ここまで諦めずに頑張ってきて良かった」
村上大輔コーチも「抑えずに全開でいった。本当に精神力の強さは凄い」と舌を巻きました。
日本勢の快挙——女子4人の結果と次なる目標
今大会の女子ハーフパイプでは、日本勢4人全員が決勝に進出しました。
- 小野光希(21):予選11位 → 銅メダル
- 清水さら(16):予選2位 → 4位
- 工藤璃星(16):予選4位 → 5位
- 冨田せな(26):予選9位 → 9位
同種目での日本人メダリストは、北京五輪銅メダルの冨田せな選手に続き2人目の快挙です。
メダリスト会見で小野選手は英語で受け答えし、こう宣言しました。
「銀メダル、金メダルを取るのが次の目標」
2010年バンクーバー五輪を見てハーフパイプに憧れた5歳の少女が、21歳で夢を一つかなえた瞬間でした。
14日未明の男子決勝——平野歩夢はけがを押して出場
14日未明(日本時間)には男子ハーフパイプ決勝が行われます。
日本勢は男子も4人全員が決勝に進出しています。
- 戸塚優斗(24):予選2位
- 山田琉聖(19):予選3位
- 平野流佳(23):予選5位
- 平野歩夢(27):予選7位
特に注目されるのが平野歩夢選手です。
1月17日のW杯で転倒し、複数か所の骨折や打撲を負い、現在も「膝の感覚がない状態」でオリンピックに挑んでいます。
「痛みも覚悟しながら体と自分と戦いながら、決勝で自分のベストを悔いなくやりきるのみ」
スノーボードジャーナリストの野上大介氏は「間違いなく技の難易度は上げてくると思います」と期待を語っています。
女子に続き、男子でも日本勢の表彰台が実現するか——スノーボードハーフパイプから目が離せない一日になりそうです。
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