- キーワード:楽天 赤字
- トレンド発生時刻:2026年02月12日 21:00
- キーワードボリューム:5,000 中📈
楽天グループが2026年2月12日に発表した2025年12月期連結決算で、純損益が1778億円の赤字となり、7年連続の最終赤字を記録したことが大きな注目を集めています。
前期の1624億円の赤字から赤字幅がさらに拡大したことで、「楽天 赤字」というキーワードが急上昇しました。
売上は伸びているにもかかわらず、なぜ赤字が続くのか。決算の中身を詳しく見ていきます。
純損益1778億円の赤字─赤字拡大の主な要因
今回の決算で最も注目されるのは、前期から約154億円も赤字幅が拡大した点です。
その主な要因として、前期に計上した出資先の評価益がなくなったことが挙げられます。
また、本業のもうけを示す営業利益は前期比72.9%減の143億円と大幅に減少しました。
赤字拡大の背景をまとめると、以下のようになります。
- 前期に計上していた出資先の評価益が消失
- 営業利益が前期比72.9%減と急減
- 携帯電話事業で1618億円の営業損失を計上
携帯電話事業は依然として巨額損失─それでも改善の兆し
楽天グループの赤字体質の最大の要因である携帯電話事業は、営業損失1618億円を計上しました。
ただし、前期の2089億円の損失と比較すると約471億円の改善が見られます。
契約数は1000万回線を超え、事業規模は着実に拡大しています。
さらに、楽天モバイルは期初に目標としていたEBITDAの通期黒字化を達成しました。
モバイル単体のEBITDAは前年比+667億円の129億円となり、黒字転換を果たしています。
一方で、通信量の増加に対応するため、2026年12月期は基地局整備に2000億円強を投資する計画も発表されており、引き続き大規模な設備投資が続く見通しです。
増収は29期連続─好調なネット・金融事業
全体の売上高にあたる売上収益は前期比9.5%増の2兆4965億円となり、29期連続の増収を達成しました。
事業別に見ると、明暗がはっきりと分かれています。
- インターネット事業(楽天市場など):営業利益4.5%増の889億円
- 金融事業:増益を達成
- 携帯電話事業:営業損失1618億円(前期からは改善)
ネット事業と金融事業が着実に利益を積み上げる一方、携帯電話事業の損失がそれらを大きく上回る構図が続いています。
三木谷氏「大幅な増益を達成」─Non-GAAP基準での見方
代表取締役会長兼社長の三木谷浩史氏は、会計ルールに基づかないNon-GAAP営業利益が前年比+992億円の1063億円になったことを挙げ、次のように述べています。
大幅な増益を達成した
全体の通期EBITDAは前年比+33.7%の4359億円となり、過去最高額を更新しました。
また、AIを活用した広告の自動選定や保険の見積もりなどにより、255億円の利益創出効果があったとしています。
なお、2026年12月期の業績予想は開示されませんでした。
今後の焦点は携帯事業の収益化
楽天グループの決算は、見る角度によって評価が大きく分かれる内容となりました。
GAAP基準では7年連続の赤字で赤字幅も拡大という厳しい結果ですが、Non-GAAP基準やEBITDAでは過去最高を更新するなど改善の兆しも見えています。
携帯電話事業のEBITDA黒字化は一つの節目ですが、営業損失は依然として1618億円と巨額です。
2026年12月期も基地局整備に2000億円強の投資を計画しており、携帯事業がいつ本格的な黒字化を達成するかが、楽天グループ全体の赤字脱却に向けた最大の焦点となりそうです。
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