小泉八雲がトレンド急上昇!朝ドラ「ばけばけ」最終回直前

小泉八雲がトレンド急上昇!朝ドラ「ばけばけ」最終回直前
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  • キーワード:小泉八雲
  • トレンド発生時刻:2026年03月24日 08:10
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NHK連続テレビ小説『ばけばけ』が2026年3月27日に最終回を迎えるラスト1週に突入し、主人公のモデルである小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)と妻・小泉セツへの関心が一気に高まっています。

ドラマの盛り上がりを背景に、東京帝国大学での解雇劇や夏目漱石との意外な因縁、セツとの出会いの秘話など、史実に基づく深掘りコンテンツが次々と拡散されたことが、「小泉八雲」がトレンド急上昇した直接のきっかけです。

目次

朝ドラ「ばけばけ」が最高潮へ——「神回」から最終回へ

『ばけばけ』は放送開始から好評を博し、回を重ねるごとに注目度が上昇してきました。

特に第65話(2025年12月26日放送)は「神回」と大反響を呼び、ヒロインのトキ(高石あかり)とヘブン(トミー・バストウ)の思いが通じ合う名シーンが多くの視聴者の心を掴みました。

ドラマではトキの協力のもと、ヘブンが「怪談」を完成させるという展開が描かれており、最終回を目前に控えた今、モデルとなった実在の人物への関心がピークに達しています。

年収1億9200万円——東京帝大解雇の衝撃

作家・青山誠氏の著書『小泉八雲とその妻セツ 古き良き「日本の面影」を世界に届けた夫婦の物語』(角川文庫)を基にした記事が大きな注目を集めています。

明治36年(1903年)3月、ハーンは東京帝国大学を解雇されました。

日露戦争開戦の1年前という緊迫した時代背景の中、日本は「お雇い外国人」に頼らず自国の力で近代化を進める方針へ転換しつつありました。

講師の身分でありながら大学総長と同額の高給(現在の貨幣価値で約1億9200万円)を得ていたハーンは、まさに格好のターゲットだったのです。

しかし学生たちの反応は激しいものでした。

「ヘルン先生のいない文科で学びたくない」

大勢の学生が大学側に詰め寄り、解任撤回を求めて大騒ぎになったといいます。

夏目漱石との意外な因縁——二度にわたる「後任」

ハーンの後任として東京帝国大学の講師に就任したのは、2年後に『吾輩は猫である』を発表する夏目漱石でした。

実は漱石は、熊本の第五高等学校でもハーンの後任英語教師として赴任した経歴があり、二度にわたって八雲の後を追う形となった因縁深い存在です。

情緒的なハーンの講義とは対照的に、漱石は英語を理詰めに分析するスタイルでした。

学生たちからは不人気で、受講のボイコットや所属学科の変更を願い出る者まで現れたといいます。

漱石は妻・鏡子にこう愚痴をこぼしていました。

「自分のような書生あがりが、英文学の権威者である小泉先生のような立派な講義ができるはずもない。学生たちが満足してくれる道理もない」

さらに漱石の没後、妻・鏡子の語りを弟子の松岡譲が筆録した『漱石の思い出』は、セツによる追想記『思ひ出の記』から影響を受けたとされており、二人の文豪の妻同士にも不思議なつながりがあります。

松江の大雪が結んだ縁——セツとの出会いの秘話

ハーンとセツの出会いのきっかけは、意外にも「松江の寒さ」でした。

ハーンが赴任した年の冬は記録的な大雪で、寒がりだったハーンは松江中学校の教員・西田千太郎に相談し、コートを着込んだまま授業をするほどでした。

とうとう風邪をひいて寝込んでしまったハーンのもとに、身の回りの世話をする女中として派遣されたのがセツだったのです。

異国の地で病床につき不安に襲われたハーンが、セツに心惹かれていったことが二人の物語の始まりでした。

また、セツには幼少期の印象的なエピソードがあります。

まだ3歳の頃、松江城近くでの軍事教練見学中にフランス人指導教官ワレットと出会い、他の子どもたちが怖がって逃げる中、セツだけがじっと見つめていました。

ワレットから贈られた小さな虫眼鏡は生涯の宝物となり、セツ自身がこう振り返っています。

「私がもしもワレットから小さい虫眼鏡をもらっていなかったら、後年ラフカディオ・ハーンと夫婦になることもあるいは難しかったかもしれない」

ひ孫が語る「文豪にばけた」理由

八雲・セツ夫妻のひ孫にあたる小泉凡さん(64歳)は、著書『セツと八雲』(朝日新書)の中で、セツの存在の大きさをこう表現しています。

「セツと出会わなければ八雲は文豪にばけることもなかった」

この言葉はドラマタイトル「ばけばけ」との深い関連性を感じさせ、多くの共感を呼んでいます。

1894年(明治27年)に米国で出版された『知られぬ日本の面影』は、山陰の暮らしやセツが語り伝えた怪談・妖怪の話を織り込んだ作品で、評判を呼んで版を重ね、八雲の出世作となりました。

朝ドラ最終回を前に、改めて浮かび上がるのは、小泉八雲の文学がセツという伴侶なしには生まれ得なかったという事実です。

ドラマ『ばけばけ』がどのような結末を迎えるのか、そしてその物語の先にある史実の重みを、多くの視聴者が噛みしめる1週間となりそうです。

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